【ユダヤ式「天才」教育のレシピ 】アンドリュー.J・サター, ユキコ・サター
「与える」より「引き出す」! ユダヤ式「天才」教育のレシピ (講談社+α文庫)
- 作者: アンドリュー.J・サター,ユキコ・サター
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/09/21
- メディア: 文庫
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次世代の国際競争力になる、「本当に頭の良い子」と言えるのは、次のことです。
・やりたいことを自分で見つけ出す力を持っているか。
・生涯を通して学び続ける喜びを知っているか。
・変化の中からチャンスを見つける確かな眼と、強い生命力を持っているか。p36
レシピ1
本をあげよう!本でいっぱいの本棚を見せよう!
・本がぎっしり詰まった本棚をみせる。
・褒められる→本がもらえる→嬉しい、を刷り込む。p46
レシピ2
決め付け、押し付けは絶対NG。危険なときだけ手助けを。
・何かに興味を持ったら、それに関する本を与えましょう。関連する博物館など、質の良い情報がある場所へ連れて行きましょう。
・子供の進む方向に危険があったら、さりげなく方向修正を。p57
レシピ3
見せる、体験させる、感動させる!
情報をたくさん与えて、選択肢を増やしてあげよう!
・博物館、美術館、本屋、コンサート、史跡などで、上質な情報に触れさせよう。
・その中から、子供に「ピン!」と来るものは何かを探ろう。
・インターネットなどのバーチャル空間ではなく、本物に触れさせよう。p62
子供が目を輝かせるまで、いろいろなところへ連れて行き、体験させよう。
・見る⇒博物館、美術館、さまざまな絵画の展覧会、史跡、城跡、国立・国定公園、天文台、科学館、大学や図書館などの施設、隕石落下跡など大規模な自然現象をあらわす土地
・体験する⇒スキーや水泳などの運動、楽器の演奏、天体観測、海辺・山などの自然
・感じる⇒各種コンサート(クラシック音楽、オペラ、バレエ、ジャズなど)p64
レシピ4
子供をのびのび、優秀に育てる三つの言葉。
「どう思う?」「よく思いついたね!」「いっしょに答えを探そう」
コミュニケーションの輪で、頭を良くする。
・自分の意見を子供に伝えたら、「これについて、どう思う?」と尋ねる。
・子供が意見を言ったら、「よく思いついたね!」とまず肯定。
・子供に質問されて、答えが分からなかったら、「一緒に答えを探そう!」と提案する。p70
レシピ5
遺伝するのは能力ではなく、信頼。
・子供が学校で問題を起こしたとき、叱られたとき、教師から批判されたときなどは、子供の意見を尊重し、子供の側からも事情を聞きましょう。
・教師がいつも正しくて子供がいつも間違っていると、想像だけで決めつけてはダメ。
・必要とあらば、子供のために学校や教師と話し合いましょう。
・「先生に質問しておいで!」と言って、学校へ送り出しましょう。p79
レシピ6
「あなたがボス」であることを忘れずに!
まず説明。罰は本当に必要な場合にのみ行う。
・親バカではあっても、親が常に「ボス」。
・叱るときは、まず叱る理由を説明する。
・子供の目線に立つことは重要だが、子供と同等になってはだめ。p88
レシピ7
時期が来たら、親離れさせよう!
子供をニートにしない方法。
・親離れさせるのも、親の責任。
・「親バカ」は一生の大仕事。p92
★ 子供が発する10の危険信号
1 テレビ番組などの受け身の娯楽以外には、興味がない。
2 成績と学校に、ストレスを感じている。
3 どの教科であっても、宿題が大嫌い。
4 失敗を恐れ、リスクを取ることができない。
5 行動パターンを変えない。
6 自分の考えるを言葉で表現できない。
7 大志に欠ける。
8 簡単に諦める。すぐに投げ出す。
9 自分の頭で考えることができない。
10 質問ができない。
★ 親が犯す10の間違い
1 子供と一緒に食事をとることが少ない。
2 子供と一緒に旅行に行く(遠出する)ことがほとんどない。
3 子供と一対一で接することが少ない。
4 子供が何に興味を持っているのか知らない。
5 子供の話を聞くより、子供に話をしている時間のほうが長い。
6 「良い成績を取れ」「勉強しろ」と子供にプレッシャーをかけている。
7 子供の意見を「くだらない」とさえぎる。子供が質問に来ても「あとで」と拒絶する。
8 子供に「それをするにはまだ早い」と言って、挑戦を諦めさせがちである。
9 親が興味のある、もしくは親が職業としている分野に「子供も興味があるに違いない」と決めつけている。
10 教師について子供が不満を表しても、教師に抗議したりしない。
★ 頭の良い子が持つ「六つの特性」
・ 言語能力
・ 独創性
・ 分析能力
・ 忍耐力
・ 大志
・ 好奇心
★ 世界に通用する「本当の力」とは、
・ 自分が本当にやりたいことを、自分で見つけることのできる力。
・ 本当にやりたいことのために、学習し続けることのできる力。